2026年 レース的中率
72.3%
アイルランドトロフィーは秋の東京芝1800mで争われる古牝馬限定G2で、エリザベス女王杯への重要なステップ戦。しなやかな末脚と1800mの距離適性が問われ、東京の長い直線で脚を伸ばし切れるかが勝敗を分ける。出走資格は3歳以上の牝馬で、過去10年は4〜5歳の充実期にある馬が上位を占めている。
良馬場なら勝ち時計1分44〜45秒台が標準で、ペースは35秒前後‐33〜34秒台のスローからミドルに流れ込む形が多く、上がり3F33秒台の決め手が要求される。2024年のブレイディヴェーグが1分44秒7、2022年のイズジョーノキセキが1分44秒5と、近年は1分44秒台前半までの好時計が刻まれる年も増えてきた。一方、2020年のように雨で渋ると1分48秒台まで掛かり、波乱の要素が一気に増す。
近年で象徴的なのは2024年のブレイディヴェーグ(ルメール騎手、1分44秒7)で、ここを勝った勢いでマイル王道路線へと駒を進めた。2018年のディアドラ(ルメール騎手)はその後豪G1クイーンエリザベスSで2着、2020年のサラキア(北村友一騎手)は有馬記念2着と、ここを使った馬が上の舞台で輝くケースが多い。一方、2017年のクロコスミア(岩田康誠騎手、1分48秒1)や2025年のラヴァンダ(岩田望来騎手)のように、人気の盲点をついた牝馬が浮上する年も少なくない。臨戦過程と馬場状態を組み合わせ、東京1800で末脚を伸ばせる馬を軸に据える形が定着している。