2026年 レース的中率
72.3%
宝塚記念は春の古馬G1総決算として位置付けられる「グランプリ」レースで、阪神芝2200m・内回りの起伏あるコースが舞台。出走資格は3歳以上の混合戦で、ファン投票で選ばれた人気馬が顔を揃える。坂を二度越える持久力と、ペースが乱れても折り合える対応力が同時に求められ、毎年フルゲート前後の力比べになる。梅雨どきの開催で馬場状態が大きく振れるため、その年の馬場読みも欠かせない。
過去10年では良馬場が約半分、稍重以上が約半分という配分で、馬場差がそのまま勝ち時計の振れ(2分09秒7〜2分13秒5)に現れる。良馬場の2022年タイトルホルダーは2分09秒7のレコード級決着、対して稍重の2025年メイショウタバル(武豊騎手)は2分11秒1と平均的な数字に落ち着いた。ペースは逃げ馬主導で動く年が多く、前半5F58〜59秒台のハイラップになることも珍しくない。直線が短く坂もあるため、3〜4コーナーで仕掛けを開始できる早めのまくり脚を持つ馬が一気に上位を奪う展開が目立つ。
象徴的な勝ち馬としてはイクイノックス(2023年)の圧勝、クロノジェネシス(2020・2021年)の連覇、リスグラシュー(2019年)の女傑ぶりが挙がり、いずれも当時のチャンピオン格が王道馬券で押し切った好例。一方、稍重・重で行われた2018年ミッキーロケット(和田竜二騎手)は7番人気で勝利、2024年ブローザホーン(菅原明良騎手)も馬場の追い風に乗って人気薄から差し切るなど、コンディション次第で伏兵が浮上する余地もしっかり残る。ルメール騎手はクロノとイクイノックスで2勝を挙げており、阪神内回りを知り尽くした騎手の手綱に乗る適性馬を、馬場想定と仕掛け所の両面から評価していく形が定着している。