優駿牝馬
推奨馬
レース傾向分析
優駿牝馬(オークス)は東京芝2400mを舞台にした3歳牝馬クラシック第二弾で、出走資格は3歳牝馬。フルゲート18頭で行われる桜花賞からの距離延長戦であり、マイルから2400mへの距離適性の伸びしろと、東京の長い直線で末脚を持続させる力が問われる。コース形態は日本ダービーと同じであり、3歳牝馬にとっては最も求められる総合力の高い舞台と言える。
良馬場時の勝ち時計は2分22秒〜25秒台で、2019年ラヴズオンリーユー(M.デムーロ騎手)の2分22秒8がレース水準を象徴する好走例。2023年リバティアイランドの2分23秒1、2024年チェルヴィニアの2分24秒0と、上がり3F33〜34秒台の脚を繰り出せる馬が中心になる。前半35秒前後のミドルからスローが多く、後半34〜35秒台にギアを上げる持続戦が定石。2025年カムニャック(シュタル騎手)が2分25秒7で勝利したように、メンバー構成や馬場次第で時計水準は動くが、上がり3F勝負への対応が結果を分ける構図は変わらない。
過去10年では2018年アーモンドアイ(ルメール騎手)、2020年無敗3冠デアリングタクト(松山弘平騎手)、2022年スターズオンアース(ルメール騎手)、2023年リバティアイランド(川田将雅騎手)と、桜花賞馬がそのまま東京2400mまで力を伸ばすパターンが多い。一方、2017年ソウルスターリング・2019年ラヴズオンリーユー・2021年ユーバーレーベン(M.デムーロ騎手)のように桜花賞では結果を出せなかった素質馬が東京2400mの舞台適性で巻き返す例も複数ある。桜花賞からの距離克服度と、フローラS・忘れな草賞などのトライアル組の比較を軸に、上がり3Fの脚色から距離適性を読み解く視点が肝要となる。
展開予想
18頭立てで、テンから出して行くタイプが2頭。ロングトールサリーとロンギングセリーヌの出方次第では、序盤から息の入らない流れも十分に想定できる並びだ。先行勢の並びはトリニティを頭に早めに固定される公算が大きい。序盤に無駄脚を使う馬が少ないのはメンバー全体の好材料だ。前に行きたいのは6頭で、テンから飛ばす馬は目立たない。想定はミドルで、極端な展開にはなりにくい。平均的な流れなら脚質の有利不利は小さく、各馬が力を出し切る消耗の少ないレースになりそうだ。一方で控える組も12頭と分厚い。直線で外に持ち出せた馬から順に台頭する、忙しい追い比べも想定される。過去10年は先行の複勝率20.8%が最上位。今年は展開の偏りが小さい想定だけに、傾向どおり先行勢が地力で応えるかが確かめどころになる。過去10年、上がり最速をマークした馬の複勝率は90.0%。終いの伸びがそのまま好走に結びついてきた一戦だ。