阪急杯
推奨馬
レース傾向分析
阪急杯は2月下旬の阪神芝1400m内回りで行われる古馬G3で、スプリントとマイルの境界に位置する1400mの加速力と末脚の持続が問われる一戦になる。出走資格は4歳以上で、フルゲート18頭の年も多い。3月末の高松宮記念に向けた重要前哨戦として位置付けられ、阪神Cや京都金杯、シルクロードS組など短距離戦線の強豪が一堂に集う。
阪神内回り1400mは2コーナー奥のポケットからスタートし、3〜4コーナーを抜けて直線356mに入るレイアウト。良馬場の年は前半33〜34秒台のハイペース、上がり34〜35秒台で勝ち時計1分18秒台〜1分21秒台。馬場が重に渋った2024年(ウインマーベル・1分21秒2)でも時計はそれほど崩れず、テンの速さと最後まで止まらない持続力を兼備したバランス型が結果を残しやすい。最終直線の坂で踏ん張り切れるかが勝負どころとなる。
歴代の勝ち馬には2021年のレシステンシア(北村友一騎手)が並び、同馬は同年高松宮記念で2着とハマったタイプ。2024年のウインマーベル(松山弘平騎手)はスプリント・マイル両戦線で活躍し、2023年のアグリ(横山和生騎手)は同年阪神Cも制覇するなど、ここを足掛かりにG1戦線を視野に入れる馬を多数輩出している。2026年は川田将雅騎手のソンシが1分18秒9とコースレコード級の好時計で抜け出し、1400m適性の妙味を示した。テンの加速力と直線でのもう一伸びを兼備した馬を軸に据えたい。
展開予想
18頭立てで逃げ候補が4頭。スリールミニョンとアサカラキングなどのテンの主導権争いから隊列が決まりそうだ。前を狙う組の中ではグロリアラウスが最も前で運んできた実績を持ち、すんなり好位を取り切る公算が大きい。前を主張する馬が8頭と突出せず、ペースは平均的な流れに収まる公算が大きい。紛れを生む要素が乏しいのがミドルの流れだ。脚質の利より地力の比べ合いになり、どの位置からでも力を出せる馬が素直に上位に来やすい。後方待機組が10頭と多く、直線では末脚の比べ合いになりやすい。展開の助けが大きくないぶん、上がりの質そのものが問われる。過去10年の複勝率トップは逃げの50.0%。展開の助けが小さいぶん、傾向の再現は各馬の地力次第になりそうだ。過去10年、上がり最速をマークした馬の複勝率は60.0%。終いの伸びがそのまま好走に結びついてきた一戦だ。