きさらぎ賞
推奨馬
レース傾向分析
きさらぎ賞は2月上旬の京都芝1800m外回りで行われる3歳重賞で、早期完成度と中距離適性の片鱗が問われる一戦になる。出走資格は3歳のオープン馬で、頭数は10頭前後の小頭数になる年が多い。皐月賞・東京優駿への登竜門の一つとして位置付けられ、年明けの中央場所で素質をアピールしたい新興勢が相次いで参戦する。
京都外回り1800mは2コーナー手前からスタートし、3コーナー過ぎから下って直線403mのレイアウト。良馬場の年は前半35〜37秒台のスロー〜ミドル、上がり34〜35秒台で勝ち時計1分46秒台〜1分49秒台に集まる。馬場が渋ると2017年(重・アメリカズカップ・1分50秒1)のように一気に時計が掛かる。京都改修で代替された2021〜2023年の中京2000m開催では1分59秒台〜2分01秒台での決着となり、舞台が変わってもスロー〜ミドルからの長い上がり勝負という骨格は変わっていない。
歴代の勝ち馬では2023年に川田将雅騎手のフリームファクシ(中京2000・1分59秒7)が制してそのまま皐月賞へ駒を進め、2026年は伏兵候補をハマーハ騎手のゾロアストロが1分48秒0で振り切るなど外国人騎手の活躍も目立つ。一方で2024年のビザンチンドリーム(ピーヒュアン騎手)や2025年のサトノシャイニング(西村淳也騎手)のように、若手・中堅鞍上の好騎乗で素質馬を引き出すパターンも散見される。少頭数特有のスローからのロングスパートに対応できる折り合いと、上がり勝負を凌ぐ脚を兼備した馬を軸に据えたい。
展開予想
9頭立て。逃げ候補はコレオシークエンスのみで、序盤の主導権争いは起きにくい並びだ。前を主張する馬が少なく、道中は一列棒状のスローに落ち着く姿が想像しやすい。スローで隊列が固定されると、後方の馬は仕掛けどころが難しくなる。早めに動ける機動力型が浮上する条件だ。後方待機組が7頭と多く、直線では末脚の比べ合いになりやすい。展開の助けが大きくないぶん、上がりの質そのものが問われる。過去10年もこのレースは逃げの複勝率40.0%が最上位で、今年も同じ絵になる下地はある。過去10年、上がり最速をマークした馬の複勝率は100.0%。終いの伸びがそのまま好走に結びついてきた一戦だ。