シンザン記念
推奨馬
レース傾向分析
シンザン記念は新春の3歳重賞戦線を開幕させる伝統のG3で、京都外回り芝1600mが舞台になる。早期仕上げの完成度と折り合いの巧さが問われ、出走資格は3歳のオープン馬。新馬・未勝利を勝ち上がったばかりの素質馬と、暮れの2歳重賞組や朝日杯FS組が手合わせする一戦で、フルゲート18頭になる年もあれば7頭立てに収まる年もあり、メンバー構成は年により大きく振れる。
京都外回りは3コーナー過ぎから緩い下りに入り直線が約403mと長く、コース形態的には差し馬有利だが、3歳の1月時点では仕掛けどころを誤らず追走できる馬の方が安定する。良馬場の年は前半34秒台・上がり35秒前後のミドルで流れて勝ち時計1分33秒台〜34秒台が標準、馬場が渋ると2017年(重・キョウヘイ・1分37秒6)や2018年(稍重・アーモンドアイ・1分37秒1)のように一気に時計が掛かりパワー勝負へと色合いが変わる。
過去10年で目を引くのは2018年で、戸崎圭太騎手のアーモンドアイがここを叩き台に桜花賞・オークス・秋華賞と三冠路線を駆け上がった。2021年には福永祐一騎手のピクシーナイトが勝ち、後のスプリンターズSへ繋げており、ここを足掛かりにG1戦線で活躍するケースは枚挙に暇がない。一方で2023年は7頭立てを武豊騎手のライトクオンタムが新馬2戦目で制するなど、ハイレベル組が薄い年は素質一本でも届く。出走馬の前走着差と上がり時計、メンバー構成を併せて読み解いて軸を選びたい。
展開予想
16頭立て。ハナを窺うのはディアダイヤモンドとフレイムスターなどで計3頭。最初のコーナーまでの主張比べが隊列の形を決める。リアライズブラーヴは日頃の通過順からも前で運ぶ姿が想像しやすく、先行勢の軸はこの馬になりそうだ。ペースを大きく動かす馬が見当たらず、道中はミドル前後の推移が濃厚だ。淀みのない流れは全馬に平等で、展開の恩恵は小さい。仕上がりと適性がそのまま結果に映る想定だ。後方待機組が9頭と多く、直線では末脚の比べ合いになりやすい。展開の助けが大きくないぶん、上がりの質そのものが問われる。過去10年の複勝率トップは逃げの40.0%。展開の助けが小さいぶん、傾向の再現は各馬の地力次第になりそうだ。上がり最速馬の複勝率80.0%という数字も、末脚型には追い風の材料になる。