新潟大賞典
推奨馬
レース傾向分析
新潟大賞典は新潟芝2000m(外回り)を舞台に行われるハンデG3で、出走資格は4歳以上。長い直線を持つ新潟外回りコースで行われるため、直線での持続力ある末脚が問われる。ハンデ戦らしい斤量差の読み合いと、夏のローカル路線へ切り替えるタイミングが重なるため、休み明けや初夏の馬場替わりで一変する馬が頻繁に登場する。出走頭数は14〜16頭と毎年安定する。
良馬場時の勝ち時計は1分57〜59秒台が中心で、2022年レッドガラン(岩田康誠騎手)の1分57秒7、良馬場ながら2分00秒1を要した2024年ヤマニンサルバム(斎藤新騎手)、2020年トーセンスーリヤ(横山和生騎手)の1分58秒6が指標例。前半34〜36秒台のミドルからスローで進み、後半は34〜37秒台と振れ幅が大きい。2023年(不良)はカラテ(菅原明良騎手)が2分03秒8で勝利するなど、馬場が悪化した年は時計が大きく動く点を踏まえた評価が要る。
過去10年は中位人気以下からの台頭が頻繁に起きており、2017年サンデーウィザード(石橋脩騎手)、2018年スズカデヴィアス(三浦皇成騎手)、2025年シリウスコルト(古川吉洋騎手)と、人気を覆す勝ち馬が断続的に出ている。一方、2019年メールドグラース(レーン騎手)のようにここから海外G1へ繋げる素質馬の登場もあり、ハンデで軽くなった上がり馬と斤量を背負った実績馬の比較が予想の核となる。当日の馬場発表と前半ペースを見ながら、新潟コースで結果を出してきた馬の上積みを最終チェックしたい。
展開予想
16頭立てだが明確な逃げ馬が不在のメンバー構成。先行勢の出方次第で、隊列が決まるまで時間がかかりそうだ。前を狙う組の中ではボーンディスウェイが最も前で運んできた実績を持ち、すんなり好位を取り切る公算が大きい。前を主張する馬が5頭と突出せず、ペースは平均的な流れに収まる公算が大きい。紛れを生む要素が乏しいのがミドルの流れだ。脚質の利より地力の比べ合いになり、どの位置からでも力を出せる馬が素直に上位に来やすい。後方待機組が11頭と多く、直線では末脚の比べ合いになりやすい。展開の助けが大きくないぶん、上がりの質そのものが問われる。参考までに、過去10年で最も走っているのは逃げ(複勝率40.0%)。平均的な流れなら、この傾向が今年も薄く効いてくる可能性がある。なお上がり最速馬の複勝率は80.0%と高く、終いの質が結果に直結しやすいレースでもある。