小倉ジャンプステークス
推奨馬
レース傾向分析
小倉ジャンプステークスは小倉障害3390mで行われる障害JG3で、長らく夏季開催だったが2025年から2月開催に移行した一戦になる。長距離障害戦らしい飛越の安定感と最後まで脚を残すスタミナが問われ、出走資格は障害4歳以上。フルゲート14頭で、襷コースを含むタフなレイアウトを2周以上走破する持久戦になる。
小倉障害コースは内回りと襷部分が組み合わさり、ハードルや生垣を十数回飛越するレイアウト。良馬場の年は3分41〜45秒台で決着し、稍重の2023年(テーオーソクラテス・3分47秒2)でも時計差は限定的だが、飛越のミスがそのまま致命傷になりやすい。先行集団でリズムを崩さず飛び続けられる馬と、後半まで脚を残せる持久型がともに浮上する一方、追走に苦しむ初対戦馬は最終周回で力尽きるケースが目立つ。
歴代の勝ち馬で目を引くのは、2021年と2022年に熊沢重文騎手→石神深一騎手とアサクサゲンキが連覇した強さだ。2019年のメイショウダッサイ(森一馬騎手)はここを叩き台に中山大障害を連覇するなど、本レースを足掛かりに障害G1戦線の主役へ育つ馬も少なくない。2025年は高田潤騎手のスマイルスルーが3分44秒7で快勝し、2026年は上野翔騎手のサンデイビスが3分49秒8で続いた。本番の阪神スプリングジャンプや春の中山グランドジャンプへ向かう動きを念頭に、飛越数の経験と前走の上がりラップから軸を選びたい。
展開予想
13頭立てで、これまでの走りからハナ主張が読める馬は不在。誰かが腹を括って行くのか、譲り合いで流れが緩むのか、序盤の駆け引きが最初の見どころだ。先行勢の並びはジューンベロシティを頭に早めに固定される公算が大きい。序盤に無駄脚を使う馬が少ないのはメンバー全体の好材料だ。前に行きたい馬が計6頭と厚く、全体としては速い流れ=ハイ寄りの想定。後ろから運ぶ7頭にとって、締まった流れは願ってもない舞台になる。前崩れの余地が生まれるためだ。もっとも過去10年で最も好走しているのは逃げ(複勝率70.0%)で、今年の想定とは向きが逆。傾向を取るか、目の前の並びを取るかが分かれ目になる。なお上がり最速馬の複勝率は100.0%と高く、終いの質が結果に直結しやすいレースでもある。