サウジアラビアロイヤルカップ
推奨馬
レース傾向分析
サウジアラビアロイヤルカップは秋の東京芝1600mで争われる2歳G3で、朝日杯フューチュリティステークスやNHKマイルカップへつながるマイル路線の登竜門。広い東京コースで先行力と末脚を両立できる完成度が問われ、新馬・未勝利を勝ち上がったばかりの素質馬が顔をそろえる。出走頭数は7〜10頭の少頭数で組まれることが多く、能力上位馬が順当に上位を占める傾向がある。
良馬場なら勝ち時計1分32〜33秒台が標準で、ペースは35秒台前半‐33〜34秒台のミドル〜やや後傾の流れが基本。上がり3F33秒台の脚を繰り出せる差し馬が中心になりやすい。一方、2020年のように雨で不良まで悪化すると1分39秒台まで時計が掛かり、序列が一気に入れ替わる。少頭数戦らしく前後半が緩めば前残りも残るため、騎手の進路取りが結果を大きく左右する点に注意したい。
過去10年で象徴的なのは2019年のサリオス(石橋脩騎手、1分32秒7)で、その後朝日杯FSを制してG1馬へと駆け上がった。2020年のステラヴェローチェ(横山典弘騎手)は不良馬場の波乱を制し後の神戸新聞杯を勝利、2022年のドルチェモア、2023年のゴンバデカーブース(松山弘平騎手、1分33秒4)も後の重賞戦線で結果を残している。2025年は坂井瑠星騎手のエコロアルバが小雨の良馬場で1分33秒8をマークしており、人気どおりの年と波乱の年が交互に訪れる印象。新馬戦の上がりタイムと当日の馬場発表を見たうえで、好位から運べる素質馬を中心に組み立てる形が定着している。
展開予想
8頭立てで逃げ候補が4頭。ガリレアとマーゴットブローなどのテンの主導権争いから隊列が決まりそうだ。先行勢の中でもアスクエジンバラとユウファラオは普段から積極的に位置を取りに行くタイプで、番手の主張がぶつかる可能性がある。逃げ・先行が6頭を占める並びからは、序盤から締まった流れを見込むのが自然だろう。前がやり合う流れになれば直線で脚色が一変する。中団から後ろの2頭にも十分にチャンスが巡る展開だ。過去10年の傾向でも差しが複勝率36.4%でトップ。展開想定と傾向の向きが噛み合う年だ。なお上がり最速馬の複勝率は100.0%と高く、終いの質が結果に直結しやすいレースでもある。