東海ステークス
推奨馬
レース傾向分析
東海ステークスは古馬ダート重賞のひとつで、現在は中京ダート1400m・左回りでの施行に変更されている。出走資格は3歳以上の混合別定戦で、フェブラリーS路線やJBCスプリントを目指すマイル前後のダート巧者、ダート短中距離のオープン上位馬が顔を揃える。砂を被ってもひるまないテンの追走力と、急坂を駆け上がるパワーが問われ、施行距離が変わったことで以前にも増してマイラータイプの台頭余地が広がった一戦になる。
直近の2025年はヤマニンウルス(武豊騎手)が1分22秒2で押し切り、リニューアル後の基準時計を作った。一方、中京ダート1800mで行われていた2024年以前は1分49秒台〜1分53秒台で決着し、ペースも前半36〜37秒台、後半36〜38秒台のスタミナ問われる構成だった。馬場が渋った2021年オーヴェルニュ(不良・川田将雅騎手)の1分49秒2や、2024年ウィリアムバローズ(重・坂井瑠星騎手)の1分49秒2のように、重以上の馬場ではパワー型の脚力勝負に振れた。距離変更後はテンの位置取り争いがそのまま結果に直結しやすく、隊列予想が一段重要になっている。
過去の勝ち馬を見渡すと、武豊騎手はインティ(2019年)とヤマニンウルス(2025年)で2勝を挙げ、距離が変わってもダート巧者の手綱で結果を残している。インティはこの勝利と同年のフェブラリーS制覇に繋げており、出世レースの色も濃い。古い距離のデータと新しい距離のデータが混在するため、過去成績をそのまま当てはめにくい難しさがあるが、中京コースのダート適性と1400m前後での加速力を中心に、出走馬の実績を慎重に整理していく必要がある。
展開予想
16頭立て。ハナを窺うのはエートラックスとロードエクレールで計2頭。最初のコーナーまでの主張比べが隊列の形を決める。ヤマニンウルスは日頃の通過順からも前で運ぶ姿が想像しやすく、先行勢の軸はこの馬になりそうだ。前掛かりのメンバー構成で、道中は淀みなくラップが流れるハイ寄りの想定になる。速い流れは先行勢の我慢比べになり、最後は末脚の質がものを言う。後方勢の上がり性能に注目が集まる条件だ。一方、過去10年は逃げの複勝率40.0%が最上位。今年の組み合わせで例年どおりの決まり方になるかは、隊列の落ち着きどころ次第だ。