東京優駿
推奨馬
レース傾向分析
東京優駿はクラシック三冠の二冠目に位置する3歳牡馬G1で、東京芝2400m・左回りの広いコースが舞台。出走資格はサラ系3歳牡牝で、毎年18頭立てフルゲート近くの大舞台になる。長い直線で問われる末脚の質と、2400mを苦にしないスタミナを兼ね備えた皐月賞・青葉賞・京都新聞杯などの組から、世代の頂点を争う形が定着している。
道中はスタートから1コーナーまでの位置取り争いが落ち着き、向こう正面でスローからミドルに収まる年が多く、前半5F60秒前後・上がり3F33〜34秒台の決着が常態。良馬場であれば2分23〜25秒台に収まり、特にドウデュース(2022年)の2分21秒9はコース改修後の最速級である。極端なスローペースになった2017年は2分26秒9まで時計が掛かり、レイデオロのように外々を捲って差し切るタイプが台頭するなど、ペース次第で立ち回り型と差し型の優位は入れ替わる。
過去10年は人気上位の信頼度が比較的高く、コントレイル(2020年)、シャフリヤール(2021年)、ドウデュース(2022年)と中央競馬の主役級が順当に勝つ年が並ぶ一方、ロジャーバローズ(2019年)のように単勝12番人気が逃げ切る波乱も起きている。鞍上では福永祐一騎手がワグネリアン・コントレイル・シャフリヤールで3勝を挙げ、近年も北村友一騎手(クロワデュノール)や横山典弘騎手(ダノンデサイル)など東京2400m巧者が目立つ。トライアルからの直行組と各路線組の力関係を見比べ、距離をこなせる証拠を持つ馬を軸に置く形が王道となる。
展開予想
今年のメンバーに生粋の逃げ馬は見当たらない18頭立て。テンのスピード比べというより、駆け引きで隊列が決まる立ち上がりになりそうだ。先行争いはクロワデュノールを先頭に比較的すんなり収まりそうで、隊列の形は早い段階で見えてきそうだ。極端なペースを演出する要素が乏しい並びだ。前を望むのは5頭にとどまり、ミドル想定が基本線になる。淀みない流れなら基本は地力勝負。位置取りよりも「自分の型に持ち込めるか」が問われる。差し・追い込み勢だけで13頭を数える構成で、ペースが崩れた場合の後方一気も荒唐無稽ではない。参考までに、過去10年で最も走っているのは先行(複勝率24.4%)。平均的な流れなら、この傾向が今年も薄く効いてくる可能性がある。