京王杯スプリングカップ
推奨馬
レース傾向分析
京王杯スプリングカップは安田記念やヴィクトリアマイル、あるいはスプリンターズSへの中間目標として位置付けられるG2で、東京芝1400mを舞台に4歳以上の混合戦として行われる。マイラーとスプリンターの双方が混在しやすく、1400mに必要なスピードの持続力と、東京の長い直線で坂をこなす末脚の鋭さを兼ね備えた馬が中心になる。出走頭数は12〜18頭で、フルゲートに近づくほど枠順とポジション取りの妙が結果を左右する。
良馬場の勝ち時計は1分18〜19秒台が標準で、2025年トウシンマカオの1分18秒3、2019年タワーオブロンドンの1分19秒4が好走例として挙がる。前半34秒前後で運ばれ、後半33〜34秒台でまとめる持続戦が定石だが、雨が絡んだ2017年(重)はレッドファルクスが1分23秒2と一気に時計が掛かった。馬場の渋り具合で時計が大きく変動するため、レコード級の脚力を持つ馬と、パワータイプのどちらに照準を合わせるかは当週の天候次第となる。
過去10年で印象に残るのは、2019年タワーオブロンドン(レーン騎手)が後のスプリンターズS制覇へ繋がる勝利を挙げた点と、2022年メイケイエール(池添謙一騎手)が能力で押し切ったレース内容。2020年ダノンスマッシュ・2019年タワーオブロンドンとレーン騎手が連勝、2021年ラウダシオン・2017年レッドファルクスはM.デムーロ騎手が勝利するなど、外国人騎手の好走も目立つ。安田記念路線とスプリンターズS路線、どちらの目標を据えた馬かを見極めれば、相手探しの幅が広がる。
展開予想
12頭立て。ハナはアサカラキングでほぼ決まりの並びで、2番手以降がどこまで突つくかが序盤の焦点になる。先行勢の並びはママコチャを頭に早めに固定される公算が大きい。序盤に無駄脚を使う馬が少ないのはメンバー全体の好材料だ。前に行きたい馬が3頭と少なく、道中は落ち着いたスロー寄りの流れを見込む。遅い流れでは後方勢の届く余地が狭まり、前々で立ち回れる馬が素直に有利な構成だ。差し・追い込み勢だけで9頭を数える構成で、ペースが崩れた場合の後方一気も荒唐無稽ではない。先行有利は今年に始まった話ではなく、過去10年の複勝率27.0%という実績が裏打ちしている。想定どおりなら例年の決着図の再現に近い。