桜花賞
推奨馬
レース傾向分析
桜花賞は阪神芝1600m外回りで争われる3歳牝馬クラシック第一弾。出走資格は3歳牝馬で、毎年フルゲート18頭の激戦になる。スピードと折り合い、阪神外回りの長い直線で坂をこなす持続力が同居して問われる舞台で、デビューからの戦績だけではなく、当日の馬場と枠順、ペースに対応できる柔軟性が結果を分ける。
良馬場であれば1分31〜32秒台の高速決着が常態で、2021年ソダシの1分31秒1、2023年リバティアイランドの1分32秒1など、上がり33〜34秒台前半を繰り出せる馬が押し切る。前半34秒台のミドルペースなら好位差し、35秒近い遅い流れなら先行勢が残りやすい。馬場が渋ると様相は一変し、2020年デアリングタクトは雨の重馬場で1分36秒1まで時計を要した。前半34秒9に対し後半38秒1という極端なラップで、パワーと持続力を兼ねた素質馬以外は脱落した点は記憶に新しい。
過去10年では2018年アーモンドアイ、2019年グランアレグリア、2023年リバティアイランドのように、後の年度代表馬・牝馬三冠候補が順当に勝ち上がる年と、2017年レーヌミノル(池添謙一騎手)、2024年ステレンボッシュのように人気上位を別の素質馬が破る年が混在する。鞍上はルメール騎手が2018・2019と連覇、川田将雅騎手が2022・2023と連勝しており、阪神マイル外回りでの戦歴も判断材料に加えやすい。チューリップ賞・阪神JF・フィリーズレビューといったステップごとに通用度合いが違う点も、相手探しでは欠かせない視点だ。
展開予想
18頭立て。ハナはミストレスでほぼ決まりの並びで、2番手以降がどこまで突つくかが序盤の焦点になる。先行勢の並びはエリカエクスプレスを頭に早めに固定される公算が大きい。序盤に無駄脚を使う馬が少ないのはメンバー全体の好材料だ。前に行きたい馬が計10頭と厚く、全体としては速い流れ=ハイ寄りの想定。後ろから運ぶ8頭にとって、締まった流れは願ってもない舞台になる。前崩れの余地が生まれるためだ。差し有利は今年に始まった話ではなく、過去10年の複勝率20.8%という実績が裏打ちしている。想定どおりなら例年の決着図の再現に近い。過去10年、上がり最速をマークした馬の複勝率は80.0%。終いの伸びがそのまま好走に結びついてきた一戦だ。