小倉大賞典
推奨馬
レース傾向分析
小倉大賞典は2月下旬の小倉芝1800m内回りで行われる古馬ハンデG3で、小回り特有の先行優勢な舞台でのハンデ妙味が問われる一戦になる。出走資格は4歳以上で、フィールドは14〜16頭。前年のG2・G3で結果を残した中堅古馬がハンデを背負って参戦する一方、軽量を活かせる上がり馬や軽斤量の伏兵にも一発のチャンスが残された、典型的なハンデ重賞だ。
小倉芝1800mは1コーナーまで約480m、コース全体に高低差約3mのアップダウンを含むレイアウトで、最終直線293mの短さが効く。良馬場の年は前半35〜36秒台のミドル、上がり34〜36秒台で勝ち時計1分45秒台〜1分46秒台に集まる。馬場が稍重・重に渋ると2022年(稍重・アリーヴォ・1分49秒2)や2023年(重・ヒンドゥタイムズ・1分49秒7)のように一気に4秒近く時計が掛かり、パワー型の出番が増える。隊列が決まりやすい小回り戦のため、内枠で前々のポジションを取れる馬の優位性は明確だ。
歴代の勝ち馬を眺めると、2018年のトリオンフ(川田将雅騎手)や2024年のエピファニー(杉原誠人騎手)など能力上位の中堅古馬が順当に勝つ年もあれば、2023年の重馬場でムルザバエフ騎手のヒンドゥタイムズが他を寄せ付けない走りで波乱を演出した年もある。2026年は古川吉洋騎手のタガノデュードが1分45秒2で抜け出し、2025年は丹内祐次騎手のロングランがハンデ妙味を結果に変えた。ハンデ重量・馬場想定・前走の小回り実績・鞍上の小倉適性を重ね合わせ、ハンデ恩恵を活かせる伏兵まで網を広げて軸候補を選びたい。
展開予想
出走13頭のうち、直近の通過順でハナを示してきた馬は見当たらない。押し出される形で逃げ役が決まる展開が濃厚だ。ヤマニンウルスは日頃の通過順からも前で運ぶ姿が想像しやすく、先行勢の軸はこの馬になりそうだ。前掛かりのメンバー構成で、道中は淀みなくラップが流れるハイ寄りの想定になる。速い流れは先行勢の我慢比べになり、最後は末脚の質がものを言う。後方勢の上がり性能に注目が集まる条件だ。一方、過去10年は逃げの複勝率30.0%が最上位。今年の組み合わせで例年どおりの決まり方になるかは、隊列の落ち着きどころ次第だ。上がり最速馬の複勝率80.0%という数字も、末脚型には追い風の材料になる。