プロキオンステークス
推奨馬
レース傾向分析
プロキオンステークスは1月下旬の京都ダート1800mで行われる古馬G2で、ダート中距離のスタミナと砂の対応力が問われる一戦になる。出走資格は4歳以上で、長らく7月の中京・小倉ダート1400m前後で行われていたが、2025年から1月開催・京都ダート1800mへ大幅にリニューアル。フェブラリーステークス(東京ダ1600)の重要前哨戦としての位置付けが鮮明になり、出走馬の質もダート中距離志向のパワー型へとシフトしている。
京都ダート1800mは2コーナー奥のポケットからスタートして向正面で下りに入り、最終コーナーから直線329mを駆け抜けるレイアウト。改編後の2回はいずれも良馬場で、勝ち時計は2025年サンデーファンデー(鮫島克駿騎手)の1分50秒6と、2026年ロードクロンヌ(横山和生騎手)の1分51秒0が並び、1分50秒台での決着が標準化しつつある。前半36〜37秒台のミドル、上がり36〜37秒台のしっかりした流れで、好位差しのバランス型が抜け出す形に近年は落ち着いている。
改編前の中京・小倉ダート1400m前後の時代は様相が大きく異なり、2018年の武豊騎手・マテラスカイが不良馬場を1分20秒3で逃げ切り、翌2019年は田辺裕信騎手のアルクトス、2020年は松若風馬騎手のサンライズノヴァなどダート短距離のスピード型が主役だった。2024年の中京1700ではヤマニンウルス(武豊騎手)が1分42秒7で快勝するなど舞台ごとに勝ち馬の質が一変する。コース・距離変更の経緯を踏まえ、過去10年の単純比較よりも京都ダート1800での実績と、フェブラリーSを意識した臨戦過程を軸に評価したい。
展開予想
出走16頭のうち、直近の通過順でハナを示してきた馬は見当たらない。押し出される形で逃げ役が決まる展開が濃厚だ。サンデーファンデーやディープリボーンなど、日頃の通過順が近い馬同士が前のポジションを分け合う形になりそうで、好位の取り合いは意外に激しくなるかもしれない。前を主張する馬が少なく、道中は一列棒状のスローに落ち着く姿が想像しやすい。スローで隊列が固定されると、後方の馬は仕掛けどころが難しくなる。早めに動ける機動力型が浮上する条件だ。後方待機組が12頭と多く、直線では末脚の比べ合いになりやすい。展開の助けが大きくないぶん、上がりの質そのものが問われる。過去10年もこのレースは逃げの複勝率40.0%が最上位で、今年も同じ絵になる下地はある。