小倉牝馬ステークス
推奨馬
レース傾向分析
小倉牝馬ステークスは2025年に新設された古馬牝馬限定ハンデG3で、1月下旬の小倉芝2000m内回りが舞台になる。牝馬限定戦らしい仕掛けの機微と小回り適性が問われ、出走資格は4歳以上の牝馬。前年の府中牝馬Sや愛知杯を経由した古馬路線組と、3勝クラスを勝ち上がってきた新鋭の4歳馬が手合わせし、過去2回はいずれもフルゲート18頭の混戦になっている。
小倉2000mは1コーナーまでの距離が約480m、最終コーナーから直線293mと短い内回りで、ペース次第ではポジション取り争いが激しくなる。新設後の2回はいずれも良馬場で、勝ち時計は2025年フェアエールングの1分58秒4、2026年ジョスランの1分58秒1とコンマ3秒差に収束。前半34秒前半〜35秒前半・上がり34〜36秒台のミドル決着で、内ラチ沿いをロスなく回れた先行馬が直線でスッと抜け出す形が定着しつつある。
過去2回を振り返ると、2025年は丹内祐次騎手のフェアエールングが伏兵候補から直線で抜け出してハンデ戦らしい波乱を演出した。一方の2026年はルメール騎手が18頭立ての真ん中からジョスランを器用に誘導し、外目の進路を確保して快勝するなど鞍上の手腕が結果を分けている。サンプル数こそ少ないものの、いずれの年も差し一辺倒では届かず、好位を取れる脚質と内枠の優位性が見え隠れしている。ハンデ重量・前走の小倉や中山実績・騎手の小回り適性を重ねて軸候補を絞り込みたい。
展開予想
18頭立てで逃げ候補が2頭。コンクシェルとアリスヴェリテのテンの主導権争いから隊列が決まりそうだ。前を狙う組の中ではベリーヴィーナスが最も前で運んできた実績を持ち、すんなり好位を取り切る公算が大きい。逃げ・先行が9頭を占める並びからは、序盤から締まった流れを見込むのが自然だろう。前がやり合う流れになれば直線で脚色が一変する。中団から後ろの9頭にも十分にチャンスが巡る展開だ。過去10年の傾向でも差しが複勝率22.8%でトップ。展開想定と傾向の向きが噛み合う年だ。上がり最速馬の複勝率80.0%という数字も、末脚型には追い風の材料になる。